これから秋を迎えると、一斉に全国で先祖供養をなさる方が相次いで登場をします。日本人は先祖を大切にする習慣があり、その証拠に各家庭に仏壇も設置をされているのはどなたでも知っているわけです。そして年間で計20回という回数で供養をする日を決めており、家族全員でお墓まいりに行かないといけません。東京でも同じスタイルを作っており、幅広い年代の方が、大きな霊園に集まっています。
これから行こうと思っているファミリーもいるでしょうが、どんなお供えを持参すればいいのでしょうか。東京を例にして解説をすると、なるべく水分が少ないお供えが東京のお墓には向いています。理由を述べると気候が関係をしており、高温多湿という東京の風土が理由になるわけです。お墓は石で出来ているのであまり水分を蒸発させることができず、すぐにカビが生える可能性があります。
多くの人が買い求める大福や饅頭はあまり良いものとはいえません。お勧めの品はクッキーやサブレ、さらには煎餅などとなります。東京なら浅草で販売をしている人形焼きが打ってつけの品で、ひと箱購入をすればお墓にそなえられます。またその場で食べるというのも、古くから伝わっている慣例行事です。
先祖にとって子孫がいることはこの上のない幸せといえます。その方が美味しいものを食べることが供養になると仏教では伝えており、おさがりというスタイルで頂くわけです。お墓まいりは家族で行って、そこで食べることです。