昨今ではライフスタイルの大きな変化から、供養に対する考え方も大きく変化し、伝統的な方法には必ずしもこだわらないという方が増えています。お葬式では親族、友人知人に広く参列を求めて盛大に行う旧来型のものは減少傾向にあり、ごく近い身内だけで行う家族葬や、一連の祭事をせずに火葬と納骨だけで済ませるようなケースもありました。形式には囚われず、心を込めて故人を送り出すなら良いとして様々な選択肢が広がっています。一方、亡くなられた方の遺骨は、法律によりその取り扱いが定められているのが現状です。
もしも安易に埋葬することがあれば、罪に問われてしまうことがあるため、法に基づいた方法で埋葬する必要があるので注意が必要です。そのような事情もあり、大切な方が亡くなられた場合には、東京のお墓に手厚く葬るという方が居るのは継続しています。スタンダードな墓石に戒名と命日が刻まれ、手前には花やお供え物、お線香などを置く台が設置されています。東京のお墓で手を合わせれば故人の存在を身近に感じることができ、それまでの思い出を振り返りながら供養することができます。
お墓は石で作られているからこそ耐火性も高く、万が一ロウソクやお線香の火に触れることがあったとしても、多少焦げる程度で燃え広がることが無いのも安心です。どんなに時代が変わろうとも、ご遺族が故人への思いを馳せたり、冥福を祈ることができる大切な場所としての東京のお墓は、いつまでも続く普遍的な価値観を持ち続けています。